湧川哲行

思い出を残したい

クララ•シューマン

クーレンカンプによるシューマン作曲の協奏曲を聴いていたらふとクララ•シューマンの本が頭を過ったので、もう一度読み直すことにした。クラーラ・シューマンは、ドイツのピアニスト、作曲家でピアノ教師19世紀に活躍した世界初めての女性ピアニストであり、また作曲家ロベルト・シューマンの妻として知られている。ドイツ通貨のシンボル100マルク札(日本で言えば一万円札)の肖像にクララを起用していました。シューマン作曲、「トロイメライ」。 1838年シューマン28歳の時に、婚約者だったピアニストのクララに贈った甘美な曲です。

夫ロベルトの死後、クララがそれまでも親交が深かったブラームスと恋愛関係になったという説が現代に至るまであるが、それを裏付けるものは全くない。クララの功績として大きいのは、暗譜を定着させたこと。もともと、ヨーロッパでは楽譜を読みながら演奏するのが一般的でしたがクララは譜面を事前に暗記し、何も見ずに演奏する現在の演奏会用序曲スタイルを好み、定着させていだそうです。

そこで紹介したい本があります。著者、萩谷由喜子さんがクララ生誕200年記念の年に出版した世界で初めてのワーキングマザーのピアニスト、クララ・シューマンである。実に読み応えのありクララ•シューマンのすべてを知ることができます。また、本の中で紹介されている曲が試聴できるQRコード付きです。