湧川哲行

思い出を残したい

プッチーニ・蝶々夫人


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先日、辰野氏が『蝶々夫人』と日露戦争の著者、萩谷由喜子様と私のお店にご来店されました。萩谷様は今回で2度目のご来店でした。辰野氏は、大変な職業の肩書を持った方ですが、クラッシック音楽も評論家になれるほどの知識を持った方です。数日前にお電話でプッチーニのレコード、中でも蝶々夫人のレコードを当日お願いしますとご連絡ありました。
三浦環の蝶々夫人は、所有しておりますが見つける事ができませんでした。
私は、昨年12月23日に人生再スタートしたいと思い長年住んでいたマンションから引っ越し致しました。
ダンボール数箱に入ったレコードの中から見つけ出すにはとても無理な事でした。
萩谷様がサイン入りで本をプレゼントして下さいました。プッチーニは、『トスカ』、『蝶々夫人』、『ラ・ボエーム』など『蝶々夫人』では初演の評判は散々だったものの、徐々に評価を高め、今日ではプッチーニおよびイタリア・オペラの代表作とされています。
初演はミラノ・スカラ座で【第1幕】1890年代、舞台は長崎の港を見下ろす丘に立つ家です。アメリカ海軍士官のピンカートンは、現地妻として蝶々さんと結婚します。そこからは先は、『蝶々夫人』と日露戦争の著者、萩谷由喜子様の本をお勧め致します。
プッチーニは、世界のいろいろな都市を舞台としたオペラを書きました。例えば、『ラ・ボエーム』はパリ、『トスカ』はローマ、『トゥーランドット』は北京といった具合です。『蝶々夫人』は九州の長崎を舞台としたオペラ。世界中のオペラ作品の中でも、上演回数も最も多いこのオペラが、日本を舞台としているのはうれしいですよね。
プッチーニは蝶々さんの純粋な心に強く魅力を感じたそうです。このオペラの音楽を聴いていると、ヨーロッパの音楽とは何か違う懐かしい雰囲気を感じます。それもそのはず、プッチーニがオペラの中に日本の旋律を随所に取り込んだからです。例えば、「さくらさくら」や「君が代」などの旋律が隠されています。
私は『蝶々夫人』と日露戦争を読んで、知らなかったプッチーニ、大山久子の知られざる生涯などとても素晴らしく感動致しました。
萩谷様、素晴らしい本を誠に有難うございました。これからも益々のご活躍をお祈り申し上げます。
皆様も読んでみる価値は十分にあると思います。
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